三宮から阪神電鉄に乗り込み、魚崎町で下車。
駅を降りると住吉川沿いに北へ進む。
徒歩6分くらいだろうか・・・・
今回の目的の1つでも有る
倚松庵へ
ここは、
谷崎潤一郎が細雪を書いた家である。
現在有る場所は、移築した場所だそうだが
昭和十一年から住み始めたというから、当時としてはハイカラな家。
何がおかしいかと言えば、谷崎はここの家を賃貸で借りていたが
立ち退きを迫れても、言い訳を色々と考えて、なかなか立ち退かないということ。
その詫び状とかが展示されている。
一緒に住んでいた松子夫人とその妹たちと仲良く暮らした家で
谷崎にとって、とても心地良い家だったのだろうし、細雪はこの姉妹たちをモデルにしていると
言われており、この家を立ち退いたら、小説は上手く運ばなかったのかもしれない。
今でも笑い声が聞こえてきそうな居間や食堂
二階の幸子の部屋は、本当に良い感じで、関西の畳の大きさににもビックリ。
この家に訪れてみて、谷崎が離れたくなかった気持ちが少し、わかったような気がする。
とても住み心地が良さそうなのだ。
谷崎邸を後にして、住吉川に降りてみる。南へ歩く。
川岸は整備されており、マイナスイオンを感じながら歩きたいと思ったのでした。
こんな天気が良いのだから、そうゆう気持ちになって当たり前だ。
魚崎町駅も越え、1km以上は歩いただろうか。
やっと 次の目的地
菊正宗に到着
今は、やめてしまったのだが父が菊正宗の辛口が好きだったので寄ってみたかったのだ。
良き時代の長い壁。
中に入ると、もう日本酒の良い香り。
(この時点で、足が痛み出した)
明治時代の輸出用の瓶 柿右衛門窯
とても綺麗な青。
この瓶を見ただけで、きっと当時の外人さんは、心が踊ったことだろう。
ここで試飲をさせて頂く(笑)
美味しいっ!!
生絞りって、こんなに美味しいとは思っていませんでした。
白ワインが好きな人には、たまらない感じ。
ですが、この生絞りは、温度や湿度で味が変わってしまうそうで販売してないそうで
ここでしか飲めないそうです。
勿論、お正月用に 買って来ました。
重いので配送をお願いすることにしました。
さて、ここから どうしよう?
対岸の桜正宗も気になるが、このまま まっすぐ行くと白鶴や瀧鯉蔵元も有る。
まっすぐ歩く事にした。
そしたら、道に迷ってしまい^^;
足は、我慢できないくらい痛くなり・・・・白鶴で ギブアップ。
日頃の運動不足が、たたってしまいました。
白鶴になんとか辿り着き
足が痛くても、中の見学も忘れない日本人観光客(笑)
住吉の駅まで、なんとか歩いて到着。
三宮に着いたら、まだ三時半。
どうしようかと迷ったが、足が痛いのでタクシーで また にしむら珈琲店へ。
4時半に三宮を出れば間に合う便。
ポートライナー(17分)に揺られ神戸空港へ到着。
市街地から空港まで20分足らずとは、なんと便利なのでしょう。
1泊2日の一人旅は、かなり楽しく過ごして来ました。
山手と灘を2日間に分けるべきでしたと反省しつつ、足の痛みを堪えながら痛感しています。
お天気に恵まれ、反対に暑くて暑くて夏日でした。
昨日、痛みに耐え切れず病院へ行ったら、関節の炎症とわかり
外反母趾は、それ程 酷くなっていません。
椎間板ヘルニアは、調子が良く、神戸にいる間は、痺れもせず快調でした。
前日、M氏が案内してくれると言うのを断わって、強行に一人旅は 面白かったです。
これから、おひとりさま~に慣れて行く準備を整えて行きます。