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ハーブ&ドロシー ~アートの森の小さな巨人

先行上映会に行ってきました。

ハーブ&ドロシー~アートの森の小さな巨人~
11月13日(土)より 渋谷イメージフォーラムで公開

イメージフォーラム http://www.imageforum.co.jp/theatre/
監督 :佐々木芽衣

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ニューヨークに住むハーブ&ドロシー夫妻は、ハーブが郵便局員
ドロシーが図書館勤務という、真面目な公務員が現代アートの最大のコレクターになった話。

妻の給料は、生活にまわし、夫の給料は現代アートを買うという生活。
結婚して45年。
1DKのアパートには、コツコツと集めたアートが2000点。
彼らを知るアーティスト達は、
そりゃ、もう彼らの部屋はアートで埋め尽くされていて、寝る場所も無く
ベットがどんどん高くなる。
その間を彼等と猫が歩き回ると笑いながら声を揃えて言う。

現代アートを理解できる人は少ないと思う。
私でも描ける!と つい思ってしまうのが現代アートだ。

記憶にある現代アーティストと言えば
茨城県の田んぼに 大きな青いパラソルを並べたクリスト&ジャンヌ=クロード
ニュースにもなったが、正直、あれを見た近所の農家のオバちゃんたちは
「きれいだね」とインタヴューでは言っていたが、
私同様、多分、なんだろう?ここにある意味は?と
思っていたに違いない。

クロード夫妻もこのハーブ&ドロシーと仲が良い。
他にも売れない時期に、アトリエにやってきて買ってくれて助かったというアーティスト達の
インタビューも面白い。

特にハーブとのやり取りは、淡々と、真面目であり、心が有り、ジョークも交え
とても 微笑ましく思えた。

彼らは、気に入ったアーティストの作品を買い集めていく。
ガラクタみたいなのもや、ただの固まりみたいなものや(笑)
ロープ5センチ位にを釘で打ちつけたものや。
ドロシーは「きれいでしょ?」とチャーミングに言う。

何故そうなったか、そして、それを1点も売ることをしなかった。
それは何故なのか・・・。
この夫妻のアートに対する純粋さや 人間とは何が幸福なのか?
それを教えてくれるドキュメンタリー映画でした。
感想は、最後に幸福な気分を分けて貰える映画でした。

とってもチャーミングな夫妻。
是非、機会がございましたら見て下さい。

本当に幸せな気分になるドキュメンタリー映画です。




映画のあと監督さんの話によると
ワシントンD.Cの美術館に寄付をするのですが
この報酬があったそうで、大きな部屋に住み替えれば良いのに
ハーブは、また、現代アートを買っちゃったんだって(笑)
投資を目的としないコレクターの粋な部分です。

最近、売れている本で「オタクの逝きかた」
これも、オタクが死んだ時のためのバイブルらしく
例えば、自分が死んだ時、価値のあるフィギュアをゴミ扱いされたら困るとか
親に見られたら恥ずかしいとか、
そういった悩みを解決できる手法が書いて有るそうだ。
まずは、リストを作って~から始まるんだろうと思う。

そうそう、ドロシーもPCを最後の場面で買うのだが
多分、リストを作るのだろうと思う。
80歳になるドロシーは、本当にチャーミングでした。
健康であと20年くらい頑張ってアートを見続けて欲しい。
そうそうハーブは、ドロシーがバカな女じゃないと見込んで結婚したそうで
その時からハーブの目は確かだったんだと思う。
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by greenavenue | 2010-10-19 00:29 | movieな女